ホーチミンで気軽にベトナム家庭料理を楽しむならチーホア（Chi Hoa）がおすすめ！

2月が終わる頃、ホーチミン2日目の昼間。レタントン界隈に住み込みで働いているベトナム人女性と、夕方のレタントン（Lê Thánh Tôn）通りを歩いていた。空はまだ明るく、時間は16時くらいか？いくら過ごしやすい時期といっても、この時間はまだまだ暑い。軽くカフェで雑談をしてホテルへの帰り道、ティサック（Thi Sách）通りに差し掛かるところで、ベトナム家庭料理チーホア（Chi Hoa）の前を通った。「ここ、美味しいですよ」と彼女が言う。ベトナム料理か、今度行ってみようかな・・・と思ったのが最初のきっかけ。

チーホア（Chi Hoa）に向かうため、午後7時に待ち合わせ→予約なしで入ってみた。2階へ上がると、まだ店内は空いていた。2人テーブルに案内されたが、4人テーブルが使えないか聞いてみる。すると、あっさり断られた。金曜の夜だったこともあり「これから混むんだろうな」ということが容易に想像できた。外国では兎にも角にも「ダメもと」で希望を言ってみるのが良い。庶民的なお店ならサッと言えば良いし、高級店ならチップで操ると良い。日本以外では要望を言うのが当たり前ですし、大人しくしていると大抵損をします。

今晩お付き合いしてくれたのは、欧州系の血が入っていると思われる22歳のベトナム美人。無駄肉なしの素晴らしいプロポーションを見ると「私は野菜しか食べないんです！」というのも頷けた。ところが最初に彼女が注文したのがこれ↓まぁ肉を喰ってるわけじゃあないけど。ベトナム人は甘党だし、デザート＋野菜なんだろう。「食べますか？」と問われ、頷くと彼女が食べさせてくれた。とても美味しい。チェーだということは分かるが、柔らかい木の実が入っている。「これは何？」と聞くと、Google翻訳で蓮の実だと教えてくれた。後から調べたが蓮の実とアロエベラのチェー（Chè hạt sen nha đam）45K（約210円）のようです。

注文したベトナム料理が次々と運ばれてくる頃、店内を見渡すと満席になっていた。チーホア（Chi Hoa）はレタントン通りに面しているが、客層は日本人ばかりではない。欧米人が4人くらいの団体で結構食べている。ファミリー客から会社帰りまで様々だ。彼女は大皿に盛られている野菜をひたすら食べている。美味しいのだろうか？日本語は話せないため、英語とベトナム語でなんとかコミュニケーションを取った。

私はえびとカニの揚げ春巻き（Chả giò tôm cua）95K（約450円）を注文。揚げ春巻きは、ベトナム料理屋さんに行くと、だいたい注文する自分の定番メニューだ。ベトナムでは生春巻きのほうが有名というイメージがあるが、揚げ春巻きは火が通っているので比較的安心して食べられる。ヌクチャム（Nước chấm）をつけて食べます。

こちらはカニ炒飯（Cơm chiên cua）95K（約450円）。炒飯も火が通っているメニューとして比較的安全な食べ物。少々神経質に思われるかもしれないが、ホーチミンはまだまだ水が悪く、生野菜やシーフードは出来るだけ避けたほうが無難。バンコクや台北ではほとんど気にしないが、ホーチミンでは慎重に選んだほうが良い。良い面も悪い面も含め、ベトナムはまだまだ発展途上国なのだ。

最後は五目春雨炒め（Miến xào thập cẩm thịt heo）75K（約350円）。チーホア（Chi Hoa）にはベトナムらしい料理もあれば、中華っぽい料理やさつま揚げの生春巻き（Gỏi cuốn cá thác lác）なんてのもある。英語オンリーのため「会話が弾む」という事はなかったが、美味しい食事と美女が居れば大満足。彼女は4月からシンガポールの大学に進学するそうで、新しい門出を祝った。きっとお金持ちに愛されて幸せになるに違いない。