台北にある小籠包・餃子の名店「福大山東蒸餃大王」で1日500食売れる蒸餃を味わう!




台北にある小籠包・餃子の名店「福大山東蒸餃大王」へ。3月、はやくも今年2回目となる台北小旅行。台湾に行ったら「食べ歩きやカフェ巡り」がおすすめ。なかでも小籠包・餃子、牛肉麺、(甘党なら)台湾スイーツ、お茶が格別に美味しい。2月は調査だけで終了、今回は中山エリア在住の可愛らしい台湾ガールに案内を頼んである。彼女は来日経験豊富で日本語はペラペラ。こんな子に出会えるのも台湾ならではの体験。「ランチタイムは外そう」という事で、3時に中山駅で待ち合わせる。

ホテルを出て少し街を散歩し、3時ちょうどに中山駅の改札へ向かった。到着すると先に彼女が待っていてくれた。ベトナムなら軽く30分は遅れるため、不思議と新鮮な気分がした。昨日は眠れなくなるくらい観光コースを考えてくれたとのこと。台湾人はいつも一生懸命親切にしてくれる。事前にLINEで「小籠包とか餃子が食べたい」と伝えてあり、この付近に住んでいる彼女が通う美味しい店があるとのこと。

「(お店が)綺麗じゃなくても大丈夫ですか?」と彼女。観光客目当ての高級店よりも、地元の人で賑わう場所に行きたいので、むしろ大歓迎だと答える。新光三越(Shin Kong Mitsukoshi)の裏にあるという事で、中山駅からは徒歩3分もあれば着くらしい。そんな会話をしながら、福大山東蒸餃大王を目指して一緒に歩き始めた。

福大山東蒸餃大王の写真
新光三越の裏手にある小道に入り、1分も歩けば福大山東蒸餃大王(読み方は:フウターシャントンツェンチャオターワン)に到着する。店頭の写真を撮ろうと構えるが、客の出入りが多くてちょっと苦戦。雑誌のように美しく編集せず、ありのままを伝えるスタンスなので見栄えは悪い。曇っていたが実際にこんなもんだ。この時点でも名店の匂いがする。

福大小籠包の仕込み
店に入ると蒸餃(ツェンチャオ)が101並みに積まれていて驚く。「おいおいランチ後にどんだけ仕込むんだ?」と突っ込みたくなるくらい。後から知ったのですが、この店では1日500食も蒸餃が売れるらしい。さすが蒸餃(ツェンチャオ)大王(ターワン)だ。

福大山東蒸餃大王メニュー
福大山東蒸餃大王のメニューは至ってシンプル。何でも屋より、ひとつひとつが美味しそうに見える。裏側には日本語メニューもあるので安心。注文を彼女に任せると、おすすめの蒸餃(ツェンチャオ)90元と酸辣湯(サンラータン)40元を頼んでくれた。謝謝。

台北 福大サンラータン
まずは酸辣湯(サンラータン)が運ばれてきた。「このスープ美味しいんですよ」と彼女が笑う。透明のレンゲを使って二人で食べた。店内は台湾人が多いものの、白人もちらほら。たまたま日本人は居なかったが、日本語メニューがあるくらいだし、中山という場所柄日本人も良く来るんだろうな。酸辣湯てラーメンのやつしか食べたことなかったけど、台湾ではスープなのかな。「・・・メインじゃないサブの酸辣湯」と孤独のグルメ(風)に呟く。

台北 福大の小籠包
ほどなく蒸餃(ツェンチャオ)が運ばれてきた。醬油やラー油でタレを作り、準備OK。「まだ熱いですよ」と彼女が言う。少しだけ時間をおいてタレを付けて食べる。皮がもちもちでとても美味しい。一口サイズのため、10個入りでもあっという間です。これは本当におすすめ!福大山東蒸餃大王を訪れた際には、ぜひ食べてみて下さい。

福大山東蒸餃大王待ち時間
混みあって来た時には、この「おそ松(風)」の看板前に並ぶのかな?でも安心して下さい。台湾人は私が知る限り「最も食べるのが早い人種」です。「そんなに早食いすると(血糖値が上がって)太るよ」っていうと「そうなの?初耳~」的な雰囲気になるのが台湾。

福大のラー油
写真はランチの激しさを物語るラー油。次回は湯餃(スープ餃子)も一緒に頼んでみようかな。いくらでも食べれそうな気がした。

福大山東蒸餃大王サンラータン
アツアツの蒸餃から酸辣湯→蒸餃から酸辣湯というサイクルが台湾風の食べ方らしい。日本のように焼き餃子+白いご飯というスタイルとは違う。だからこそ台湾スタイルには、焼き餃子より水餃子や蒸し餃子が合うのかもしれない。


福大山東蒸餃大王(フウターシャントンツェンチャオターワン)の場所と地図です。行き方はMRT中山駅2番出口を出て、新光三越沿いに小道へ右折。タピオカジュースで有名な「COME BUY」を通過した角の左手にあります。